香港生活5年目ひとりごと

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我が子をインターナショナルスクールに通わせる親の悩み

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昨日は、お嬢さんがアメリカの高校(ボーディングスクール)に合格した友人と、Pacific Place にある 「COVA」でランチ。

www.pacificplace.com.hk

 

ウェブサイトによると 「オーセンティック イタリアン キュイジーヌ」を提供するらしく、えっと、伝統的なイタリア料理? という感じかな?
初めてのレストラン紹介なのに、不覚にもビュッフェの写真を撮り忘れました。ありゃりゃ。

ランチは、ビュッフェだけでも良いですが、今回はメインとドリンクをつけて1人300ドルくらい(サービス料込)。贅沢なランチです、はい。

ここのサラダビュッフェは、野菜が新鮮で、サーモンやパテもおいしくて。メインにつけた子牛のレモンソースがけも、レベルが高い。

 

さて

 

ランチの話題はもっぱら、こどもの教育について。
猛烈ママの友人いわく
アメリカの学校では、自己主張ができないとチャンスを逃してしまう」
「できなくても Me! Me! と手を挙げる子の方が、かしこくて控えめな子よりも評価される」そう。

 

お嬢さんが小さいころ、友だちにオモチャを取られても、言い返せないということで、友人は担任の先生に呼び出され「もっと自分の意見を言える子にならないと、これでは将来が心配だ」と言われたいう。
そして、勧められたのが
「ダンス」と「ドラマ」のレッスン。グループの中での「自己表現」を学ばせたかったのでしょう。

 

「シャイな子には、一人でプレーするような競技(水泳とかスケートとか?)なんて、やらせちゃダメよ」とまで言われ、まじかー とのけぞるわたし。

 

日本の幼稚園では、「おともだちにオモチャを渡せるの」のが「良い子」です。
「少し待ってね」と言う指導も少しはありますが、自分がもっと遊びたくても、その気持ちをぐっと飲み込んで「はい」と渡せる子が褒められます。

 

ましてや、素直におもちゃを渡す(取られっぱなしの)こどもを見た先生に、「これでは今後チャンスしてしまう!」と親が呼び出されるなんて、まずないでしょう。

 

そんな日本で育ってきたわたしと夫は「和を重んじる」「荒波を立てない方が良い」という考え方が、頭からつま先までしみついています。

 

日本的価値観の中で育った親が、インターナショナルスクールという、自分たちとは全く違う価値観を持つ学校でこどもを育て、良い成績を取ってほしいと願う。
ここには、矛盾が生じてしまいます。

 

2つの価値観の中で育つこどもは戸惑うでしょう。学校と、かーさんの言うことが違うじゃないかって。そこで「うちはうちだから」がどこまで通用するのか。
そして、それが子どもが学校で花開く妨げになるのではないか。
学校の評価を気にするのなら、学校の方針に100パーセントあわせるほうが良いでしょう。

 

でも、わたしはやっぱり日本人で、
自分の価値観を否定して学校にあわせることには抵抗があるし、こどもから対等な口ぶりで言い返されたら、腹が立つだろうな なんて思うわけです。

 

と、ここまで書いて、結局わたしは
「我が子に、生意気なこどもになってほしくない」と思っていると気がつきました。

 

「生意気なこども」って?
親にえらそうな口を聞いたり、言い返したりする。親の意見を聞かない子?

 

でも、インターでは自分の意見をちゃんと言わないといけないわけですよ。
あー、ベクトルが完全に逆を向いてる。
「いつも親が正しい」というスタンツの両親に育てられ、思春期には反発もしたわたし。でも気がつけば、自分がいやだった親の一面を同じように引き継いでいます。

 

結論

我が子をインターナショナルスクールに通わせるなら、日本人的な価値観を持つ自分にとって心地よいこどもでいてもらうことは、キッパリ諦めるしかないようです。

 

あぁー
子育てから、結局自分の内面への考察 みたいになってきて、朝から頭がぐるぐるのVivixです。

 

まぁそんなこんなで、みなさん、心穏やかな1日をお送りください。 

 

 

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